Webマーケター Kikiの備忘録

Webマーケティングと、SDGsに関する情報や考えたことなどを記載していきます。

レジ袋に書かれている「バイオマス」ってなんなのか? 

 

f:id:kikichannel:20220307211900j:plain

バイオマス由来のレジ袋って何?



 

私たちが普段使っているレジ袋。最近では

バイオマス○%」などという表記が増えてきましたが、

それが一体何を意味しているのかご存じでしょうか?

 

バイオマス素材を50%使っているレジ袋は見方によれば、半分はバイオマス素材を使っているけれども、残り半分は地中から取り出された石油を使っている素材である、ということを知っておかなければいけません。そしてバイオマスとは何なのか、ということもぜひ知っておきましょう。

 

 

バイオマス」とは何なのか

バイオマスとは、「動植物から生まれた、再利用可能な有機性の資源(石油などの化石燃料を除く)」のことです。

言葉の定義としてはそうなのだけれど、実際のところどのようなものなのか、

想像つかないかもしれません。

 

 

バイオマスとは

生物が太陽と太陽エネルギーを使って水と二酸化炭素から生み出したもの。

例えば、主に木材、海草、生ゴミ、紙、動物の死骸・ふん尿、プランクトンなどのことです。もともと自然界にあるものなので、持続的に再生可能な資源であることが大きな特徴です。

f:id:kikichannel:20220307211955p:plain

バイオマス イメージ



 

化石燃料バイオマス燃料の違い

化石は地中から取り出したものなので、それを燃やしてしまうと、

空気中の炭素をふやしてしまいます。

 

いっぽうバイオマス燃料は、もともと自然にあったものから作ったもの、

生物が太陽エネルギーを使って水と二酸化炭素から生み出したものであるため、

燃やしても大気中のCO2濃度を大きく増やすことはないと考えられます。


例えば・・・
昔だったら、おじいさんが山へ芝刈りに行きます。
そして、刈った芝を燃やして、魚を焼いたり、お米を炊いたりします。
この時に燃やした芝からCO2が排出されます。
空気中に排出されたCo2は、植物の光合成により、
糖分やデンプンなどの有機物に変えられます。

そして家畜たちが糖分や澱粉などを含んだ植物を食べ、
おじいさんやおばあさんは、その家畜の肉や卵を食べます。
家畜の糞は、植物の養分になります。

こうして、自然とエネルギーは循環する仕組みがあると、
空気中のC O2の増減はあるものの、大きくバランスを崩すことはないのです。

カーボンニュートラルとは何なのか?

カーボンニュートラルとは、大気中のCO2濃度に影響を与えない性質のことです。

先述の通り、バイオマスエネルギーを燃焼させればCO2が排出されますが、

バイオマスのおおもとである植物は、成長過程(光合成)で同じ量のCO2を吸収します。そのため、地球規模でCO2のバランスを崩しません。

そのような循環型を目指し、今以上にC O2を増やさないことが重要なのです。

 

 

とはいえ、日々化石燃料は地中から取り出され、使われています。

地中から取り出され、燃料として燃やされて、Co2となって空気中に排出されたり、プラスチックごみとなり、分解されず、何億年先経っても海の底に沈んだままになるかもしれません。

 

私たちが豊かで便利な生活を追い求めた結果、住みにくい地球環境を作ってしまいつつあります。なるべく早くこの生活や消費行動をやめないと、いつか地球の生命全体が脅かされ、滅亡の道へと進んでしまうことになるのではないでしょうか。


バイオマス素材を使っていたとしても。レジ袋など使わな買った昔のような、なるべく無駄のない生活になるべく早く戻らないといけない、と私は思うのです。

 

きちんと循環型社会のことを知って、個人個人がそういったことを意識して、生活することはとても大事だと思います。